イロイロ (Iloilo City)
イロイロ市は歴史的にフィリピンの農業の中心地のひとつで、砂糖、コプラ、バナナ、マンゴーなどの国外輸出はここから始まり、スペイン植民地時代・アメリカ支配時代を通じて多くの色々な農産品の輸出拠点となった.
イロイロ市には180のバランガイがあり、 アレヴァロ(Arevalo)、シティ・プロパー(City Proper)、ハロ(Jaro)、ラパス(La Paz)、マンドゥリアオ(Mandurriao)、モロ(Molo) の6つの区にまとめられている. これらはそれぞれ独立した自治体だったものが、1937年に合併した結果である. 各区は独自の教会を持ち、特に Jaro(ハロ)の教会はハロ大司教座がありイロイロ市を含む一帯を管轄している.
シティ・プロパーがイロイロ市の政治的・経済的中心部で古くからの港町、ハロ・マンドゥリアオ・モロは商業地区で、アレヴァロとラパスは住宅地区である. イロイロ空港と、イロイロ最大のショッピングモール(SM City Iloilo)はマンドゥリアオにある.
大学が6つある教育の中心地で、フィリピン大学ビサヤと西ビサヤ州立大学という国公立大学のほか4つの宗教系大学がある.